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BOSE VIA VIRTUAL IMAGING ARRAY スイッチ部の修理・整備

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最近、SONYのD-3000/MD-7000の修理のお問い合わせが多くなったと前回の記事を書きましたが、このジャンルの機器は根強いファン層を持っていて、ご愛用の方も多いですね。

単品コンポや突端性能を追求すると言うより、パーソナルに気軽に扱えて音も良い、シンプルに日常に溶け込んだ位置付けなのです。
でも、中身は本格的で音響設計や性能など、私の様な知ったかぶりが揃えるコンポなどより音のポリシーは明確で、誰でも聞いてみれば一発で良音と分かる実力を持っています。
こう言うオーディオを保有していると、何か最近のライフスタイルって感じで非常におしゃれに見えますね。
とは言っても価格は性能に見合った額ですので、やっぱり余裕のある方がオーナーの場合が多いですね~。

単品コンポ・パーソナルコンポ・ラジカセなど、それぞれのジャンルでそれぞれの拘りがあります!
今回は、SONYセレビリティについで整備依頼が増加して来たBOSE VIAです。

この機種を含めてBOSEの、このシリーズは特有の劣化部がります。
それは、操作ボタンが効かないと言うケースです。
CDやMDが再生しない、音量が上げ下げできないなどの、操作不都合になります。V2.jpg
操作パネルは天板と一体化していますので天板を外しますが、そのデザインから複雑な装着をしていますので無理に開封するとあちらこちらの爪や引っ掛けを折りますので注意しながら開封します。
うーん、防塵・防振スポンジがボロボロですね~、実はこいつが悪さをします。

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※左から、パネル全体・スイッチに付着・電源スイッチのボタン部分の裏のスポンジもネバネバ

単にボロボロになるだけであればダストが増えるだけですが所謂、樹脂特有の加水分解と言う現象で空気中の湿気を自然吸収して劣化し、ドロドロになって行きます。(暖かいところで溶けた飴の様に)
これがスイッチの上部に付着すると、粘着剤よろしくスイッチのON-OFFの邪魔をします。
これを綺麗に除去して、新たな防塵対策をします。

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こんな感じで、精密機器用の隙間スポンジに交換・装着します。
これまでの修理対応では、お受けしたセットの100%がダメになっていますので、この部分はウイークポイントですね。

それ以外にも、スイッチが利かない原因の事例もあります。
主な事例としては・・・・
1)マイクロスイッチが劣化して部品不良になる/ON-OFF不能
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通常は、リードピッチや高さが合う物に交換します。(丸型でも角型でもOK)

2)スイッチボタンの根元が折れて、スイッチがグラグラになる/体裁悪い、マイクロスイッチ破壊の原因となる
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炭素樹脂接着で補強接着した例(材料はABSですのでプラモですが、それ用で接着してはNG)

マイクロスイッチ自体は、部品メーカーでの耐久テストで立証していますが、数万~数十万回の押付け耐久性があります。
セットのボタン操作時をもう少し易しく押せば比較的、寿命は保てるはずですがBOSE-VIEのスイッチ故障が多いのは単にオーナーの力加減が強い方ばかりではありません。
前述のスポンジのドロドロが先に始まり、徐々にボタン操作時のレスポンスに影響(ON-OFF支障)が出ると当然、私でも強く押しがちになります。
結果的にマイクロスイッチの故障になって行く・・・悪循環になる訳です。

あちらこちらON-OFFしなくなったり始めると、さしもの高額なご愛用機でも、徐々に雑に扱われ他の部分が壊れて行くなんて良くある話です。
故障修理内容としては特段難しくないですが、愛用機にストレスを感じる前に定期メンテナンスとして対応されると愛着が冷めませんよね。
修理のついでに内外部の点検やメンテナンスをされると、性能維持も出来て良いですなぁ~。

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CD/MDの点検・クリーニング他、内外装・スピーカー周りの点検・クリーニング他 などなど・・・

今度はアンティーク モジュラーステレオの修理依頼が来ている様です。
それとも、私の所属する技術屋グループに注文が入るヘビーなオーディオの記事にしようかな?

HTS 北総テクニカルサービス
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http://irohatec.web.fc2.com/


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SONY D-3000 修理 最近、思う事

SONY D-3000 の修理依頼が来ました。
かれこれ、セレブリティは30台くらいは直して来ましたが、今回は「電源が入らない、CDが全く光らない、電動扉の故障」で、修理をしてご返却致しました。

どうも、最近になってお客様自身が自己修理しようとして結局、酷く壊してしまった個体が多いと言うパターンが複数あったので記事にしてみました。

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勿論、ご自分のご愛用機ですからどの様にいじろうと私が口を挟む筋合いも無いのですが、その自己修理の動機に関しては一興ありです。
どうも、読めなくなったCDの復旧方法をお金を頂いて教えると言うビジネスがあるそうです。。。ご存じの通り、CDが読めなくなる主な理由は光ピックアップと言うレーザー装置の劣化と言う事は知っている方も多いでしょう。
そんなに簡単ならば、やり方を教えて頂けるのなら私もやってみようと言う気になるのも無理もないとは思います。

そこに落とし穴があります。
購入して数年程度ではピックアップは劣化しません、するとすれば初めから品質問題を抱えていたとか非常に高温の場所で過酷に使用したと言う様に明確な理由が有るはずです。
しかし、10年も使用していればピックアップは劣化して行きます。
D-3000/7000は、発売年から言って、普通に使用していれば劣化しているゾーンに入っているケースが多いと思われます。

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最初に調整された位置から大きく動かす様な調整は異常であって、そもそもレーザー能力が低下しているから調整とは、寿命の近い老人にドーピングして最後の命を燃やしている様なもの、長くはもちません(例えは、良くないですね・・)。
普通の方は知らないでしょうから、調整して直るよと言われれば、やってしまうのかも知れません。
調整をしても良いのは、レーザーの能力が規定値の範囲に入っている場合に,、特定ディスクを読む救済措置として少しだけいじる事はあります。
まして、レーザー能力の規定値や測定方法、測定機器や基準信号Discも無いのにどうやって調整出来るのかもさっぱり分かりません。
レーザーの焼き切れゾーンに入れば、いきなりOUTですから、覚悟も必要です。

ピックアップの耐久特性の模式図
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セット内部の温度環境や汚れ、使用方法に依ってかなり変わりますが、1万~1.5万時間と言われる。
メーカーの試験室では無い事と市場不良率の統計学的に於いて大体の場合、上記の80%程度が平均と言われている。

話を戻しますが、「直る」を真に受けて調整したが失敗してご愛用機を壊してしまう。
ピックアップだけなら兎も角、機器を開封して電源回路をショートさせてしまったり、内部のコネクターの繋ぎ間違えやら・・・と、開封した事で二次的に壊してしまう事も多い様です。
少額情報なのでダメ元でも。。。が、自己破壊してはかえって高くつきますね~。
お客様にお願いして、その情報なるものを見せて頂きましたが「自己責任でとか、直らないものもあります」なんて、自己保身の文言付きでした。
小額で直れば見っけ物・・・が、小額でセットがパアと言うリスクも考えましょう。
調整に失敗したらピックアップ交換で済むとも限りません、メイン制御基板まで壊して臓物交換になった例なんて、何百台も色々なセットをみていれば、沢山あります。
失敗例や一時的復活を書いているブロガーさんには、成功例しか書かないより誠実さを感じますね~。

それと面白い話、あるお客様は「ソニータイマー」や「真似した電器」とは何かと言う質問をうけました。
これらの言葉は、「保証期間が切れた途端に故障が発生する」「真似ばかりしてオリジナルティが低い」と言うメーカーへの揶揄言葉ですとご説明差し上げましたが確かに不幸にも購入後の短期間で壊れてしまう事や、似た様な物を作っているのに大した事がない、と言う事実も確かにあります。
だから壊れても良いと言う事は有りませんが、先進的な商品や確実な性能の製品を作れるメーカーは、どこも素晴らしい会社だと思いますね。
それにしても、製造から10年以上経過した製品が壊れてもタイマーでもないし、真似したでも無いでしょう。。。お客様は大笑いなさっていました。

因みに、ブログの読者の方より何度かお願いを頂いた事があります。
・調整の仕方を記載して欲しい
・測定の仕方を記載して欲しい
・交換の方法を記載して欲しい
などなど、です。

気付いておいでの方もいらっしゃると思いますが確かに書かないのです、それも意図的に。
何? ケチ親父だって?
いやいや、商売だから重要部分を記載しないんでは無いんです。

因みに、測定機器やCD/DVDの基準ディスクだけで数十万~百万近く必要です、市販のタイトルディスクで測定や調整なんて出来ません。
ハード何とかで買って来た数百数千円のジャンクの為にこれを用意したり、工学理論の勉強はしないでしょう。

スペックや交換方法なんて、いたずら好きな人のブログを見ればいくらでも乗っていますよね。
では、何故かと言うと・・・測定器や知識が必要なものをおまじない程度の書き方で書いてしまえば、これを参考にした読者の方が大事な機械を壊す危険性があります。
このブログに記載の~自己責任で・・・とか、保証する物ではありません・・・と言う事は、初めから書きたくないのです。
勿論、私のブログ内容は読者の自己責任で・・・は、当然の事ですが、何か書いてあればやってみたくなるのが人情ですから知識や情報ブログと言うよりは、気ままな修理屋のつぶやきと言う範疇にしています。。ダメ?


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プロフィール

The Sky Breathes

Author:The Sky Breathes
大手電気メーカーに永年勤めた電気・メカ、2足の技術屋さん。
現在は、自営で電気機器や機械類の修理、設計の仕事をしています・・・
何でも直しちゃう事とロープライスが自慢。
業務の出来事や趣味の音楽、機械いじり・大工・園芸~友達や家族との日常の出来事、徒然に書いています。

記事に関しては、お客様・友人などの許可を得られた場合のみ、記載しております。

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