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Japan vintage TOKAI 1983 TCM-V その3

TCM1s-.jpg
総確認をしていて表板の一部に割れがあるのを見つけました。

TCM2s-.jpg
長さにして30mm、幅は1mm~3mm程度
拡大鏡で確認すると結構深さはありますので側板との間に完全に亀裂が入っているのか心配して
いろいろと確認しました。
外面からの照射ライトの過透が無い事やシクスネスが通らない事などからどうやらバインディングと
の隙間があるだけで、深部まで亀裂か進行してはいないと判断しました。

この部分のサイド側にも当てて、塗装が小さく欠けている事から、落下ではなく不意に何かに当てて
しまった、、それは、運悪くバインディングと表面のつなぎ部分だった。
良ーく観察するとバインディングの上面部分が表板端のクリア塗装ごと剥がれてしまった様です。
そのまま放っておいても音への影響は無いでしょう。。。
が、そのままにしておくとここにゴミがたまったり変色して来る事は考えられます。
そこで、オーナーと相談し取り敢えず、塗装はしようと言う事になりました。

TCM3s-.jpg
この隙間やバインディングの欠け部分を整形して、タフトボンドを筆塗りして深部の接着を筆塗りで
行っています。

TCM4s-.jpg   TCM5s-.jpg   TCM6s-.jpg  
乾燥を見計らって、次に塗装面の厚みを稼ぎと土台作りにサンデングシーラーをこれまた筆塗りし
余った部分をカッターで削ぎ落としつつ、研磨などをして整形します。

TCM9s-.jpg   TCM9s-.jpg
次にニトロセルロース(いわゆる、ラッカー塗料)を塗ります。
しかし、ラッカーは厚みを稼ぎ厚みを盛れない(物質の特性)為、塗っては乾かし重ねては塗っては
乾かし・・・と、数回同じ事を繰り返します。
塗装は何度やっても難しいです。。スプレーガンでサーっと塗る方が自分的には簡単です。
筆塗りや厚みを稼ぐ場合、うすめ液との分量を変えて行かないと泡が生じたり盛り切れなかったり
で折角、何度かやっても一度の失敗で全て除去して最初から。。。と言うのも珍しく有りません。
もう、根気と時間との勝負です・・・焦らない焦らない自分に言い聞かせながら。。。

TCM10s-.jpg   TCM8s-.jpg
ラッカー盛りの最終段階です。。
右の写真を見ると、表板より多少凸になって塗料が乗っているのが分かりますか?

完全に乾燥させた後、患部周辺をマスキングして、ペーパーや剃刀ナイフで少しずつ厚みを削り
正規の厚みに持って行きます
次回から、研磨に入ります。

今回は、ここまで。



 
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The Sky Breathes

Author:The Sky Breathes
大手電気メーカーに永年勤めた電気・メカ、2足の技術屋さん。
現在は、自営で電気機器や機械類の修理、設計の仕事をしています・・・
何でも直しちゃう事とロープライスが自慢。
業務の出来事や趣味の音楽、機械いじり・大工・園芸~友達や家族との日常の出来事、徒然に書いています。

記事に関しては、お客様・友人などの許可を得られた場合のみ、記載しております。

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