Fender twin Reverb `79 Silver Face リペア

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お客様依頼なので、取り敢えずメーカーの写真です。

この写真は当然、最近の復刻版の新商品ですが依頼を受けたものは、正真正銘1979年式の既に
ビンテージと言われる物。
シルバーフェースモデルで今でも非常に高価に取引される人気機種です。

1年ほど前に倉庫入りしていた不動品を復活させてたいとの思いで、修理可能なのかご相談です。
現状を診断、チェックして修理見積もり提示したところ、修理依頼となりました。。

写真は、オーナーのご希望で疎らに致します。

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ん~、先ずキャビネットがバックリ。。。
キャスターのロックをしないまま使用していたところ、ステージを歩いたご友人が、接続されている
シールドを足に引っ掛けてしまい・・・運悪く、ステージの段差(20Cm程度)までうごいてしまい・・・
後は、崖を飛び降りる様に・・・だそうです。
その落下した後、前パネル側に前倒してパネル左半分も5mm程度の陥没。。。

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経緯は省きます。。。寸法合わせして屈折・隙間している部分に得意の木工で整形+タイトボンド
塗布でプレス攻撃!!
正規の場所でジョイントされたら、平ロープで完全固定して数日間放置し密着させます。

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キャビネットの臓物を抜いたので、ついでに前ネットとスピーカーも外してクリーニング。
スピーカーは、資料によるとアメリカCTS(Chicago Telephone Supply)社の1979年製ですね。

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先ず、電源が入りませんでした・・・AC電源部分の部品不良と判明し、修理完了
次に音が出ない・・・真空管は問題ない様だったので、真空管前後のプリ入力とパワーアウト系の信号
を確認し、信号整流系を修正して完了。
トレモロは、動きましたのでオシロスコープで信号が安定しているか確認してOK.
リバーブは利きませんでしたが、ユニットを確認したところ、コイル素子自体は問題なくスプリングのジョ
イント部分が衝撃による破断が生じていたので、せっせと直して完成!

・ボリューム類、全てに大ガリ/各スイッチの接点不良。。。部品交換、分解補修、接点クリーニング
・パネル面、衝撃による内側への曲がり。。。板金で修正
・回路の半田や線材が経年による劣化(半田付け、メーカーってめっちゃ、ヘタクソ)16ヶ所修理/修正
・その他、諸々。。。

■豆知識
ボリュームにガリが発生している事って結構ありますよね。。
何でもかんでも「接点復活剤」を使用する方がいますが、あれは止めた方がいいです、きちんと調べて
メーカーや品物を選ばないと、その場は直って1ヵ月後にボリューム自体がダメになる事は珍しくありま
せん、楽器用などと称して販売されているものの多くは、カーボン面の異物除去に塩素などが含まれて
おり、これが後々悪さをします。
楽器屋さんですら知らない人が結構多いですよ、電気にケミカル品は知識がある方に聞く方が良いで
すね。。。
私も選んで使用しています。。。

修理、完了して試奏しましたが自分の物にしたい位、良いです。
やっぱり、フルチューブアンプ+スプリングリバーブ以外、全く使う気になれなくなります。

次回もAMPかな?
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The Sky Breathes

Author:The Sky Breathes
大手電気メーカーに永年勤めた電気・メカ、2足の技術屋さん。
現在は、自営で電気機器や機械類の修理、設計の仕事をしています・・・
何でも直しちゃう事とロープライスが自慢。
業務の出来事や趣味の音楽、機械いじり・大工・園芸~友達や家族との日常の出来事、徒然に書いています。

記事に関しては、お客様・友人などの許可を得られた場合のみ、記載しております。

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